子どもは産んでいませんが。

結婚後20年、子なし、今後も子なし決定。子どもを産まなかった自分を憎まずに生きるのは難しいと思う今日この頃。

夜の町をタクシーで

会社を出て、タクシーでちょっと遠くの駅まで帰ることがある。贅沢なランチを食べたつもりで…とか、3日間ランチはコンビニのサンドイッチにすればいいし…と自分にたっぷり言い訳をしてお財布の紐を緩める。

たとえばランチやランチ後のお茶代に1日あたり1,500円使っているとして、これをファミマのミックスサンドとタニタ食堂の100kcalデザートのランチに置き換えると計397円(自分調べ)。日々のランチ代&お茶代から1,000円ちょっと捻出できる計算。これを3日間続けて3,000円。3,000円分タクシーで走ると結構移動できる。六本木→代々木なら、よほど渋滞に巻き込まれなければ約1,600円。代々木からは電車一本で帰る。あぁ楽チン、というのが大きな理由。

もっと大きな理由はタクシーの窓から、ボロ雑巾のように疲れてとぼとぼ帰る人、足早にスタスタ帰る人、華やかなお化粧をした女性、若者のグループなど、ごちゃまぜな人の流れを眺めていると、そこにいるはずの私が違う場所からそこを眺めているささやかなご褒美が、明日のためのエネルギーをちょっぴり与えてくれる気がする。

…やっぱりそれは気のせいかな。
前の日にささやかなご褒美を得ようとも、どんなに早く寝ても、完璧に翌朝の準備をしようと、朝から息も絶え絶えなんてよくあること。

それでも、ほんのちょっとでも日々のご褒美があればその瞬間はやっぱり嬉しいし、そんな嬉しい瞬間が得られることをありがたいと思って暮らせばいいんだなきっと。