スープランチ
昨日は乳がん検査を受けに四ツ谷へ。
四ツ谷はなんとなく好きな町。
なんとなくというのは 学生時代の苦しい記憶と 一時期勤めていた会社の黒い記憶があり もろもろを思い出して苦しくなるけれど アトレのPaulはショーケースのサンドイッチを見ているだけで心躍るし 眺めのいいスープストックもあるし 歩道は広くて歩きやすいし 嫌いになれない町 という意味です。
早めに着いたので 新宿通りを行き交う人眺めながらスープストックでお昼を食べる。ささっとランチを終えてアトレを出ると 気持ちがぱーっと一瞬開放的になるほど良いお天気だった。太陽がひかめえにきらきらしていた。はじめて行く病院なので良いお天気の日でよかった。
病院に着いて受付を済ませ スタッフに付き添われながら検査着に着替えるため更衣室へ入る。入り口は外から見えないようカーテンがひいてあるが 人の気配がするので失礼しますと小さく声をかけてカーテンを開けると 検査着を着た女性が立っていた。
その女性は泣いていた。
更衣室の洗面台に手をついて体を支えながら。
病院スタッフが何も見なかったかのように振る舞うので ここではそうすることが普通なのかもと思いながら 検査着に着替えた後名前が呼ばれるまで待つことや ロッカーの鍵の閉め方などスタッフから教えてもらう。
声をかけなくていいのかな。
更衣室を出るまで迷っていた。
結果は異常なしだった。
マンモグラフィーもエコーも問題はなかった。検査フロアーから出るとき
先ほどの女性が 椅子に座って雑誌を読んでいた。
何も異常がなかったからか 病院に行く前よりもちょっとだけ健康になったような気分で病院を出て駅に向かう。
もしかしたら 町の集団検診で異常と言われたけれど 再検査の結果問題がなかったのかも。
あるいは 手術や治療によって 根治したのかも。
あれは嬉し涙だったのかもしれない。
そうだといいなと思う。