小さな正義
すこし前のことです。
ハーバードの白熱教室『これからの正義の話をしよう』が話題になりました。アマゾンで検索すると2011年に本が出版されているので、その頃注目をあびたのだと思います。
正義というと、1人を助けるために5人を犠牲にするのと、5人を助けるために1人を犠牲にするのではどちらに正義があるか?みたいな、究極の問いを考えるというイメージがあります。
満員電車に揺られて会社に行って仕事が終わったら帰って寝るを繰り返す会社員生活の中では、なかなか正義を認識するなんてないよなぁ、、、バットマンもいないし、、、と思っていましたが、ありました。
私の中の正義というか、正しい行いは、ホームで並んで電車を待っている人を突き飛ばして通り抜けないこと。もし突き飛ばしてしまったらせめてごめんなさいと謝ること。
急いでいる気持ちはわかります。
ホームに溢れる人の波を見てイラっとする気持ちもまぁ理解できます。
もしかしたら、その日の朝、何かとんでもないことが推定57歳の男性にふりかかり、推定57年の人生ではじめて人を突き飛ばして駆け抜けたのかもしれません。
でも、怒ったように、イライラを撒き散らして通り抜けなくてもいいですよね。
朝はみんないろいろあるんです。
自分がやられて嫌なことはやらない、毎日の中でできる小さな正義を考えた朝でした。