雑談力を鍛える
週末は読書三昧でした。涼しい部屋の中でもくもくと本を読み、外からはセミの鳴き声が聞こえ、なんだか夏休みのようでした。
借りた本の中で、『雑談力が上がる大事典---会話に困ったとき最初のひとことがスッと出てくる!』がとても面白かった。結構分厚めで、とっさのときにすぐ使えそうなひと言が盛りだくさん。
何よりも、「同じマンションに住む顔見知り程度の人とエレベーターで乗り合わせたとき」や「同僚と2人で会議に参加中、同僚がコピー取りに行ってしまいお客様と部屋に取り残されたとき」のような、ちょっとした雑談が必要なシチュエーションが書かれていて、あぁわかるわかる、こういうとき困るのは私だけじゃないんだ、と共感することが多く、読んでいてちょっぴり励まされました。
この本の巻末でこんなことが書いてありました。
・・・人と上手にやりとりできないのは、単に「世の中に慣れていないだけ」。個人の資質とか生まれ持った性質とは一切関係ないんです。
慣れていないだけ。
確かにそうかも。
気まずくなることが予測できる状況はことごとく避けてきました。その結果、いつまでたっても慣れない→苦手意識がつのる→また逃げる、の繰り返しで慣れようがないんです。
気まずさは気まずさとして、何度も何度も繰り返し経験して、こころを上書きしてしまえばいい。
ただ慣れればいいだけ。
そんなふうに考えて、自分を責めないようにしたいと思う。