子どもは産んでいませんが。

結婚後20年、子なし、今後も子なし決定。子どもを産まなかった自分を憎まずに生きるのは難しいと思う今日この頃。

黒い鳥の本

石井ゆかりさんの著作『黒い鳥の本』、どこかのサイトで紹介記事を読んで興味を持ちました。帯にはこう書いてあります。

“「明るさ」「正しさ」に疲れた心に”。

グレーを基調にした美しい表紙にもひかれました。
グレー、といえばグレー、いいですよね。薄墨色というか、水墨画の薄い色の部分。あの色合いが最近とても好きです。

多分私自身、他の人から見るとそんな色に見えるから親近感があるのかもしれません。薄墨色、悪くないと思っています。淡いたまご色のような黄色も、パキッとした赤や鮮やかな青とも相性がいいんです。

話しはそれましたが、黒い鳥の本、気になった箇所を引用します。
誰もが大好きなあの大スターを 私は嫌い。 どうしても好きになれない。それはあの大スターが悪いのではない。ならば 私を嫌いな人がいたって ちっともおかしくないし それは私のせいではない(石井ゆかり著「黒い鳥の本」より)
心の中の一番暗く湿った場所をイメージして書かれたというこの本、頷く部分が多かったです。