外資系って…
実は今日解雇されました。
3年弱正社員として勤務してきましたが いきなりの解雇。会社の組織編成があり 私のポジションはいらなくなったとのこと。会議室に呼ばれて書面を渡されました。
日本の会社もそうかもしれませんが 外資系企業は解雇される時にパッケージといって給与◯◯ヶ月分という感じで規定に基づいて支払われます。退職金というかんじでしょうか。
パッケージを導入していない会社の場合は 働いた分以外はビタ一文支払われません。外資系は一般的に退職金や福利厚生が整っていない代わりに給与が高いと言われますが 給与が高くても会社の業績や方針転換であっさり人が切り捨てられます。
外資系の良いところも悪い所も知った上で それなりに覚悟して日々仕事をしているので 今回の件についても またかという感じです。
ずっと以前に解雇された時は イギリスから上司が来日したその日に切られました。業績が悪く日本支社を閉じるからという理由でした(その数ヶ月後にほんとに会社がなくなりました)。
その時は 外でお茶しながらミーティングしましょうということだったのですが 「バッグを持って出てね」と言われ、ん??と変に思いながら言う通りにバッグを持って会社をでたのですが カフェに着くなり 宣告されました。あの時は 人生初の解雇だったのでショックでその後のことをあまり覚えていないほど。
ひとつだけ覚えているのは 会社に戻らずにこのまま帰りなさいと言われたこと。
私物は後で自宅に送りますと。
顧客や付き合いのある下請けのデータなどを持ち出さないように ということなのだと思いますが 映画みたいだな…と何度もそのことを思い出しながらその時は家路に着きました。これはロックアウトされるパターン。有無を言わさず出て行け…って感じですね。外資の金融もこんな感じだと聞いたことがあります。
今回はロックアウトではなく ちゃんと自席に戻って身辺整理をして パソコンの不要なファイルを削除して 同じチームの人にこっそりあいさつする猶予は与えられました。
外資系でも 会社の荒波にもまれながらたくましく生き残れる人は星の数ほどいるので 単なる実力不足により解雇されたにすぎません。あとは政治力不足といいますか…。予算がなくなるとカットされるような 端役のようなポジションにいつまでもついているのが悪いんですね。1年後、3年後のキャリアプランが描けないような状況はいい加減改善しなければ。